日報アプリ内に直筆のサインを埋め込む
- 日報アプリの中に直筆のサインを埋め込みたいのですが可能ですか?
- 署名入力フォームを使えば実現可能です
紙のレポートであればボールペンを渡せば済みます。レポートをアプリにする場合はボールペンのかわりにスタイラスペンを渡してください。 署名入力フォームをレポートのテンプレートに追加することで、簡単に手書きの署名をレポート内に埋め込むことが可能です。
テンプレートに署名入力フォームを追加します
作業レポートのテンプレートを作成して、その中のどこかに署名入力フォームを追加しておきましょう。例えば次のような作業レポートを即席で作ってみました。
これでレポート内に署名を入力することができるようになります。
- 署名はタッチパネル対応の端末であれば記入が可能です
- アプルペンシルやその互換品を使って署名の記入が可能です
- 指で書くこともできます(推奨しません)
レポートに署名を書き込みます
- レポートを作成し終えたら署名のボタンをタップします。
- 署名入力がポップアップで表示されます
- ペンや指を使って署名を書きます
- 書いた署名がレポート内に埋め込まれます
ペンを使い署名を書いているシーンです。使用機材はiPad mini4です▼
画面右上の保存ボタンを押すと作業レポートの署名入力フォームに埋め込まれます。
写真ではApple Pencilを使っていますが3,000円程度の互換品でもサインを書けます
無事にレポートの受領者にお客様のサインを頂くことができました。 最後に忘れずにレポートを保存してください。
iPhoneでも署名は書けるけど画面が小さいのでおすすめはできません
署名入力フォームはどの端末でも利用することが可能ですが、署名という性質上、ある程度画面幅が大きいほうが使いやすいです。 また、タッチパネルに対応していないとマウスなどで署名を書くことになるため、タッチパネル対応のデバイスは必須と言えます。 以下の画像はiPhone SE3で署名欄を開いた画面です。iPhone SEは特に画面が小さいため、署名を書くのには不向きですが、一応書きあげることができました。
スマートフォンは画面が小さく、またアップルペンシルなどが使えないため指で書きましたが、手元が自分の指で隠れてしまい、署名はしにくいです。 iPhone 13 Proのように一回り画面が大きい端末であれば多少は使いやすくなると思いますが、それでもタブレットには遠く及びません。
Surfaceはタッチパネルに対応しているPCなので署名も書けます
署名の入った作業レポートを画面に表示する
さて、顧客の署名をもらったこのレポートを上司に提出すると、上司の画面からは先程の署名が埋め込まれたレポートとして表示されます。
もし署名をもっと大きく(またはもっと小さく)表示したい場合は、作業レポートのテンプレートを修正してください。この例では署名の幅は 6/12ですが、例えば12/12にするとかなり大きく表示されますし、逆に3/12などにすれば署名は小さく表示されます。
用途や、レポートのバランスを見て署名欄の幅を調整してください。なお、幅の変更をしてもスマートフォンの場合は幅が無視されて全て最大幅で縦1列に表示されるため、変化はありません。
推奨幅は4〜6になります。
署名データの中身はPngという画像フォーマットです。このpngという署名の画像をどの程度の幅で表示するかを指定することで、署名の見た目の大きさが変わりますが、元の署名データの大きさが変わるわけでは有りません。
署名の入った作業レポートをPDFに出力する
署名データはPDFエクスポート時に適切に埋め込んで表示されます。
署名のサイズは前述したように設定の幅によって大きさが変化します。上のPDF画像は6/12の幅で出力されたものになります。目的に応じて好みの幅を設定してください。 PDFに変換すればこのあと印刷したり、サーバにバックアップとして保管するなど自由にご利用ください。
署名はCSV出力できないことに注意
NipoPlusではレポートのデータをCSVに出力する機能がありますが、残念ながら署名入力フォームはCSVに出力できません。
CSVはシンプルな文字とテキストでのみ構成されますが、署名は前述したとおりPngという画像ファイルになります。画像ファイルはCSVに埋め込むことができないため、エクスポートができません。 そのためバックアップとしてはPDFを活用してください。