📦 商品在庫・状態管理 - 簡易的な備品・資材・工程管理に

商品管理の目的と特徴#

NipoPlusの「商品在庫・状態管理」機能は、簡易的に商品の現在の数量と状態（例：仕掛中、完成、点検中、破棄など）を追跡・管理するための機能です。

これは本格的な在庫管理システムではありませんが、以下のような多様な用途で柔軟に活用できます。

• 簡易在庫管理: 物理的な部品や資材、備品などの在庫数を把握する。
• 状態管理: 製品の製造工程（仕掛中、検査中、完成）や、設備・備品の現在の状態（稼働中、点検中、修理待ち）を記録・追跡する。
• 数値の管理: ポイントやスコアなど、物理的な「もの」ではない目に見えない値の増減を記録する。

商品管理機能単体でも一覧の確認は可能ですが、レポートに組み込むことで、入出庫伝票や日々の棚卸、工程進捗記録のように使うこともできます。

数量の管理は、在庫の数を意味します。現実にはありえませんが、システム上はマイナス在庫も可能です。 状態の管理は、事前に定義したリストから現在の状況を選んで切り替えることで、その時の状況を残せる機能です。

数量、状態の変化には内部的に「伝票」が発行され、それによって在庫の数や状態が変化します。 注意点として、伝票発行から在庫の増減処理まで一定のタイムラグがあります（最新状況に反映されるまで10秒程度）。

簡易的な機能であるため、月末の締め処理や、繰越といった本格的な在庫管理に必要な機能はありません。 シンプルに状態や数量を追跡する簡易在庫管理システム、または工程管理・資産管理ツールとしてご活用ください。

商品の登録#

1. グループ設定をクリック
2. 商品管理をクリック
3. 商品追加をクリック

商品管理画面から、管理したい商品や部品、備品を登録してみましょう ✗

商品追加をクリックすると商品登録ウィンドウが表示されます。必要事項を記入してください。

商品名や管理コード、状態リストなどを設定して商品を登録します ✗

各項目についての詳細は次のとおりです。

日付

商品を登録した日付です。初期値は本日が入ります

品名

商品や部品、資材、備品などの名称です。製品名、型番、設備名など、分かりやすい名前をつけましょう。検索対象になります。

管理コード

商品や部品を識別するためのコードです。ロット番号や設備番号なども設定可能です。検索の対象になります。

備考・メモ

補足事項があれば記入してください。商品の特徴や保管場所などを記載できます。検索の対象になります。

数量管理をする

ONにすると、登録した商品の在庫数やポイントの増減ができるようになります。簡易的な入出庫管理に利用できます。

状態管理をする

ONにすると、商品の現在の状態を登録・変更できるようになります。製造工程の進捗や、設備・備品の稼働状況などを追跡するのに役立ちます。

現在の商品の状態

状態リストから現在の商品状態を1つ選びます。例えば「仕掛中」「完成品」「点検待ち」「稼働中」など。

状態リスト

商品の状態を表す選択肢です。1行につき1つの状態を記入します。加工などを目的とする商品の場合は「工程」と読み替えてください。例えば「部品入荷」「組立中」「検査済み」「出荷待ち」など。

登録した商品の使い方#

登録した商品の状態を変化させたり、在庫数を増減させるには「伝票」を発行します。この「伝票」は、テンプレートから「商品入力フォーム」を追加することで、レポート作成時に自動的に発行されるようになります。 日報や業務報告、点検記録といった形で、商品の動きや状態の変化を記録し、トレーサビリティを確保できます。

レポート作成画面から、部品の入出庫や設備の稼働状況、製品の工程変更などが可能です ✗

在庫の推移を見る#

登録商品の詳細ボタンをクリックすることで、商品がどのように変化しているかを追跡できます。 在庫数を管理している場合は、現在の在庫数と、いつ時点で何個増減したかを把握できます。簡易的な棚卸記録としても活用可能です。 状態を管理している場合は、同様にいつ時点でどの状態に変化したかを把握できます。製造工程の進捗ログや設備の状態履歴として非常に役立ちます。 レポートを通じて変化した場合は、当該レポートへのリンクも配置されるため、変化の根拠を確認できます。

商品の状態変遷ログ画面。現在の数量や状態がどのように変化したかを、過去の記録から確認できます ✗