📖日報の詳細表示 - 日報・点検記録の承認・分析・履歴確認

保存箱やカレンダーから日報をクリックすると、その日報の詳細画面が表示されます。 ポップアップで表示されるケースとページ遷移して表示されるケースがありますが、表示される内容と行えるアクションは同一です。

この詳細画面では、日報の内容を確認するだけでなく、承認、棄却、コメントの追加、タグ付け、そして特に製造業の点検業務で重要となる過去データの推移確認など、様々なアクションを取ることが可能です。

あなたが読める日報とは？ - 閲覧権限の基本#

閲覧権限について先に確認しておきましょう。日報は会社の情報であり、誰でも見れるとまずい場合があります。 NipoPlusでは、日報を読むには「提出先」か「共有先」にあなたの名前が含まれている必要があります。 あなたが読めない日報は受信BOX一覧に表示されません。また集計の対象にもなりません。

日報の状態 - 承認フローの進捗を把握#

日報の状態は日報内の左上に表示されています。この状態表示によって、その日報が承認プロセスの中でどの段階にあるのかを一目で把握できます。

日報には「新規」「進行」「承認済み」「棄却」「修正中」などいくつかの状態があります。状態に応じて取るべきアクションが異なります ✗

日報の状態は「新規」から始まり、最終的に「承認済み」へ向けて進みます。各段階の状態は以下のとおりです。

新規

日報が作成され、まだ承認や棄却が行われていない初期状態です。

進行

（提出先が2名以上の場合に限る）1名以上が承認をし、かつ最後の承認がされていない状態です。この状態になると日報はロックされ、直接修正はできません。承認リレーの途中であることを示します。

棄却

日報が提出先のスタッフによって棄却された状態です。修正が必要です。棄却された理由は[コメント欄](#comment)で確認できます。

修正

日報を修正した直後で、まだ承認や棄却が行われていない状態です。新規と違い、この状態の日報は削除できません。

承認

全ての提出先スタッフによって承認された最終状態です。日報はロックされ、内容の変更はできません。正式な記録として確定したことを意味します。

日報を読んだあとのアクション - 承認・既読・棄却#

日報の詳細画面では、あなたの権限と日報の状態に応じて、様々なアクションを取ることができます。基本的には表示されるボタンに従うだけで、そこまで複雑な操作は必要ありません。

• 「承認」または「棄却」ボタンが見えている場合は、承認または棄却を行います。
• それ以外の場合は「既読」ボタンを押します。

たったこれだけです。

日報の既読について#

「既読」は、日報を読んだことを示す意思表示です。既読ボタンはあなたが「共有先」に指定された日報で表示されます。

日報を読んだことを意思表示するには「既読」ボタンをクリックしましょう。あなたの書いた日報は自動で既読扱いになります ✗

日報を開いたら「既読」ボタンを押してください。これで完了です。共有された情報を確認したことを明確にできます。

日報を承認する#

日報の検印欄にあなたの名前があれば、その日報を承認または棄却できます。検印は左の枠から順番に押印されていきます。 検印欄の数は提出先の設定により変動します。 右端の検印欄に押印された時点で、日報は最終的な「承認」の状態に変わります。

日報を承認すると内容がロックされ、修正や削除ができなくなります。これは記録の信頼性を保証するための仕組みです ✗

日報の承認リレー#

あなたの検印欄の右側にさらに検印欄があれば、次の人へ承認権限が回ります。この時点であなたは承認権限がなくなることに注意してください。 あなたが右端の検印欄である場合は、これで日報が最終的に承認済みとなります。

承認リレーがある場合、最後の承認者が承認した時点ではじめて日報は「承認済み」となります。承認フローの明確化に役立ちます ✗

日報を棄却する#

日報に不備がある場合や、内容に疑問点がある場合は、その不備を修正してもらう必要があります。日報を棄却して修正してもらいましょう。 棄却の際は、不備の理由をコメント欄に具体的に書いてあげると、日報作成者にとって親切です。

承認リレー中に誰かが棄却すると、その時点で日報の状態は「棄却」となります。問題点を明確にし、迅速な修正を促しましょう ✗

棄却の際は承認の権限が次のスタッフへ移動しません。そのため承認や棄却ボタンはそのまま表示され続けます。 棄却された事実は日報の作成者に通知されます。棄却された日報をその後どうするのかは、各会社でルールを明確に決めておくと良いでしょう。 一般的には修正して再提出という流れになるかと思います。修正手順については日報の修正を御覧ください。

日報の修正という状態について#

もし仮に先程の日報を修正するとどうなるのか見ておきましょう。状態は「修正」となり、承認のハンコはすべてクリアされて最初からとなります。

日報が修正されると、内容は変わったため承認リレーも最初からやり直しになります。データの正確性を保証するNipoPlusの仕組みです ✗

日報の詳細状況を確認する - 内部データと履歴#

日報本文の下にある「詳細」をクリックすると、その文書データの詳細な情報を確認できます。 これを見れば、例えば本当にサーバーに保存された時間や、日報の内部的なIDなどを知ることができます。監査証跡の確認や、データ管理の際に役立ちます。

作者ID

日報を作成したスタッフの内部的なIDです。通常は下の「作成者アカウント」と同じものになりますが、共用アカウントを使って書かれた日報の場合に限り、共用先のIDがセットされます。

作成者アカウント

日報を作成したスタッフのアカウント名です。

文書ID

日報1つ1つに割り当てられたランダムなユニークIDです。システム内部での日報識別に使用されます。

作成日（サーバ基準）

日報が初めてサーバー上に保存された日時です。実際の提出日時とは別に、システムが記録したタイムスタンプです。

更新日（サーバ基準）

日報が保存後に書き換えられた（修正された）日時です。日報の変更履歴を追跡できます。

日報上の日付

日報作成者が提出時に指定した日付です。集計や日付による検索はこの日報上の日付を基準に行われます。

予定との紐付け

予定の報告として書かれた日報の場合、ここに紐付けられた予定のIDが表示されます。セットされていない場合は「none」と表示されます。

承認

その日報が承認された日時を表示します。承認者が複数名いる場合、この項目は承認者の数だけ増えます。

【重要】過去データ推移で異常を早期発見 - 製造業の点検業務に最適#

NipoPlusのユニークな強みの一つが、数値データを含む日報の「過去データ推移」を、その場で視覚的に確認できる機能です。

これは、日々の点検や測定の記録において、単なる数値の累積ではなく、「変化の傾向」や「ブレ」を捉えることが極めて重要だという、製造業の現場の声から生まれた機能です。

例えば、設備点検で特定の測定値を記録している場合、今見ている日報の数値だけでなく、過去の同じ測定値がどう推移しているかを、その場でグラフや数値で確認できます。

• 数値をグラフで確認： 測定値が徐々に上昇している、または下降しているといった「異常の兆候」を早期に発見できます。
• ブレの確認： 正常範囲内の数値であっても、極端なブレがある場合は何らかの異常を示唆している可能性があります。

これにより、故障の予兆管理、品質の安定性確認、設備の劣化状況把握といった、予防保全や品質管理に不可欠な分析を、専門知識なしに、日々の点検記録の中から行うことが可能になります。

日報にコメントを書く - チーム内のコミュニケーションを促進#

日報を読む権限があれば、その日報に対してコメントを残すことができます。 これにより、日報に対するフィードバック、点検結果に対する指示、業務報告に関する質疑応答など、日報を介したチーム内の円滑なコミュニケーションを実現します。

1. コメントを書きたい日報を開く
2. コメントを記入し、「投稿」ボタンを押す

1つの日報に最大500コメントまで書き込み可能です。日報へのフィードバックや点検記録への指示など、コミュニケーションツールとしても活用ください ✗

• 自分の書いたコメントは右側にグレーの吹き出しで表示されます。
• 自分以外が書いたコメントは左側に緑色の吹き出しで表示されます。
• コメント自体は新しいものが上位に表示されます。
• 1つの日報に対してコメントは最大で500件まで書込みが可能です。
• 自分の書いたコメントのみ、削除することができます。

チーム内のコミュニケーションを図るツールとしてぜひご活用ください。

コメントの通知とログ - コミュニケーションの履歴を管理#

コメントが作成されると、日報のオーナー（作成者や提出先）に対して通知が発行されます。 コメントの内容はログ上にも記録されるため、誰が、いつ、どのようなコメントを残したかというコミュニケーションの履歴を追跡できます。 また、コメントの活動はスタッフの活動実績としてもカウントされます。

日報をエクスポートする - 外部での活用へ#

表示中の日報をNipoPlus以外の場所で使いたいケースもあります。 NipoPlusでは、日報データを「CSV出力」と「PDF出力」でエクスポートすることをサポートしています。 これらの機能はWeb版のNipoPlusでご利用ください。（Android・iOS アプリは非対応）

表示中の日報をCSV出力する📊#

日報の生データや集計しやすい形式で出力したい場合に利用します。

出力する手順は次の通りです。

1. CSV出力したい日報を表示
2. メニューから「CSV出力」をクリック

クリック後の挙動はお使いのブラウザの設定により異なります。ダウンロードフォルダに自動で保存されるケース、保存先を自分で設定するケースなどがあるので各自環境をご確認ください。 CSV出力形式の設定も、日報の種類やデータ分析の目的に合わせてある程度設定可能です。

表示中の日報をPDF出力する📄#

日報を印刷したり、外部に共有したりする際に、視覚的に分かりやすいPDF形式で出力します。

PDFに変換する手順は次のとおりです。

1. PDFに変換したい日報を表示する
2. 「PDF出力」ボタンをクリック
3. PDF作成完了まで待つ
4. 作成処理が完了後にダウンロード通知が発行される

日報をPDF形式で出力します。日報や点検記録を印刷したり、外部に共有したりする際に便利です ✗

PDFの作成には少し時間がかかる場合があります。完了後、画面右下に通知が届くので、その通知からPDFをダウンロードできます。 なおPDF作成中に他の作業へ切り替えても問題有りません。

• 生成されたPDFファイルは安全性の観点から2時間でダウンロードできなくなります。
• 期限が切れてしまった場合は再度生成してください。

ダウンロードしたPDFは普通のPDFファイルとして扱えます。

ダウンロードしたPDFファイルは、ブラウザで直接表示されたり、PCに保存されたりします。これはブラウザ表示の例です ✗