レポートデータを自動集計しグラフを作成する
グラフは「推移表」「累積表」のデータを元に作成されます。推移表や累積表をグラフ化することで視覚的にデータを見ることができます。 NipoPlusでは次のようなグラフを作成可能です
- 折れ線グラフ
- 推移表と相性の良いグラフです
- 棒グラフ
- 累積表と相性の良いグラフです
- 積み上げ縦棒グラフ
- 棒グラフを縦に積み重ねるグラフです
- 複合グラフ
- 折れ線グラフと棒グラフを組み合わせたグラフで、異なるデータセットを一つのグラフで比較できます。第二軸を利用して異なる単位のデータも同時に表示可能です。
- 円グラフ
- 全体に占める対象の割合を求めるのに適しています
- レーダーチャート
- 複数の評価項目を一つのグラフで比較するのに適しています。スタッフのスキル比較や、プロジェクトの進捗状況を視覚化する際に有効です。
グラフの作成
グラフ作成の手順は以下の通りです
- 「グラフ作成」ボタンをクリック
- グラフの種類を選択
- 使用する入力フォームを選択
- プレビューで確認し、「保存」をクリック
今回は「スタッフ同士の成績比較用のグラフ」を作ります。(適宜作りたいグラフによって読み替えてください)
グラフ作成ボタンをクリック
累積表または推移表の下部に「グラフ作成」ボタンが配置されていますのでこのボタンをクリックします。
ウィザードが立ち上がります。3ステップで作成できます
グラフの種類を選択
折れ線、棒グラフなど作りたいグラフの種類を選択します。スタッフ同士の比較には「棒グラフ」が適しているため、今回は棒グラフを選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
グラフ化したいフィールドを選択
グラフに使用する入力フォームを選び、不要なものはチェックを外しておきましょう。今回、車両移動距離はグラフにしないためチェックを外しています。
選択が完了したら「次へ」ボタンをクリックします。あと一息で完成です。頑張ろう
グラフプレビューを見ながら最終調整
最後はプレビューを見ながら、タイトルや第二軸の設定を行います。設定を変更すると自動でプレビューが変更されるので、プレビューでイメージ通りのグラフか確認してください。
なお、プレビューとはいえ実データが使用されています。実データがない場合はプレビューを見れませんので注意してください。
作成したグラフを表示する
作ったグラフは推移表・累積表の画面下部に配置されます。複数個作った場合はクリックでグラフの切り替えが可能です。
応用編
ここからは少し細かい話となります。読む必要は有りません。
集計方式の違いとグラフ
まず集計ルールですが大きく分けて2つの集計ルールがあります。
- 回数の集計
- 単語の選ばれた回数を集計できます。以下のフォームが該当します
- 合計の集計
- 単純に合算した集計ができます。以下のフォームが該当します
- 期間入力フォーム (単位は分:1時間半は90分として出力)
- 数値入力フォーム
- スライダ入力フォーム
これまでのグラフはすべて「合計の集計」に基づいていましたが、「回数の集計」をグラフ化することも可能です。例えば、選択肢入力フォームを使用して、選択された回数を円グラフなどで視覚化できます。
選択式入力フォームを数値として集計する
選択式入力フォームの単語は選ばれた回数を集計でき、それをグラフ化することが可能です。
選択肢入力フォームをグラフ化するには円グラフが適しています。
しかし選択肢を「数値」として集計することもできます。数値として集計するには選択肢の単語の前に数値を記入してください。そしてグラフ化の際、プレビュー画面で「選択肢を数値化してグラフ化」を選ぶと、データの基準が「回数」から「数値」に変化します。 例えば次のような変換が行われます。
- 数値化できない選択肢の場合は0として変換される(例えば「美品」など)
- 漢数字は使えない(一、二、三など)
- 単語内に複数数値が出現する場合は最初の数字が変換される(5月14日は5となる)
- カンマはうまく機能しない
- ペン5本セット1式
- 5に変換される
- +15mm
- 15に変換される
- 1,456
- 1に変換される
- 5.りんご
- 5に変換される
レート入力フォームのグラフ化
レート入力フォームは、星の数を集計してグラフ化できます。また、星の数を評価回数としてグラフ化することも可能です。
- 星の合計でグラフ化
- 単純に星の数を集計します。星5が3回出てきたら15として累積グラフに表示されます(推移グラフの場合は5 5 5です)
- 評価の回数としてグラフ化
- 星1、星2、星3のように選んだ評価を単語のように集計します。数値としての側面が希釈化されます(回数としてカウント)
作成したグラフはあなただけのものです
グラフの設定はスタッフアカウントごとに記録されます。あなたが作ったグラフは他のスタッフには見えません。
そのため立場に応じてよく使いたいグラフをいくつ作っても、他のスタッフさんに迷惑はかかりませんのでご安心ください。